専門実践教育訓練給付金でプログラミングを70%OFFで学ぶ方法

近年のプログラミングへの注目によって、プログラミングのスキルを身につけて、エンジニアに転職したいと考える人も多いでしょう。

厚生労働省が指定する講座(コース)では、教育訓練給付金を受給しながらプログラミングコースを受講することができます。このときに利用できる給付金は専門実践教育訓練給付金になります。

通常50~100万円近くかかるプログラミングスクールの料金が、給付金を利用すれば最大70%の割引になります。エンジニアやプログラマーを目指すなら、給付金を利用してプログラミングを学習するのが得策というわけです。

専門実践教育訓練給付金を利用できるプログラミングスクール

  1. キカガク『長期コース』 :受講期間は無期限でじっくりPythonエンジニアを目指す(就労中の人も学習可能)
  2. Aidemy プレミアムプラン :3ヵ月でPython・AIスキル習得を目指す(就労中の人も学習可能)
  3. テックアカデミーPython+AIセット :最長6ヵ月でPython・AIエンジニアを目指す(就労中の人も学習可能)
  4. ディープロ4ヶ月短期集中コース :4ヵ月でRuby・Webエンジニア転職を目指す(現在就労していない人向け)
  5. DMM WEBCAMPエンジニア転職 専門技術コース :4ヵ月でRuby・Webエンジニア転職を目指す(現在就労していない人向け)

この記事では、専門実践教育訓練給付金を利用できるプログラミングスクール・コースについて解説します。

おすすめのプログラミングスクール・コース

プログラミングの教育訓練給付金

教育訓練給付制度と給付金額
教育訓練給付金 給付額
一般教育訓練給付金 受講料の20%(上限10万円)
特定一般教育訓練給付金 受講料の40%(上限20万円)
専門実践教育訓練給付金 受講料の50%(上限40万円)
再就職でさらに20%(上限16万円)

教育訓練給付制度は、資格やスキルによって上の3つの給付金に分かれています。このうち、プログラミングが対象となっているのは専門実践教育訓練給付金です。

専門実践教育訓練給付金は受講費用の50%(上限40万円/年)が、半年ごとに分けて支給されます。受講修了後1年以内に雇用保険被保険者となる再就職した場合は、さらに受講費用の20%(上限16万円/年)が追加支給されます。

つまり、プログラミングを身につけて再就職すると、受講費用の70%(上限56万円/年)が支給されることになります。教育訓練給付金のなかでも支給額が多いため、受講料の高いプログラミングスクールを割安で利用することが可能になるわけです。

専門実践教育訓練給付の対象となるプログラミングスクール(コース)は、経済産業省によってReスキル講座に認定されています。

スクールやコースを探すときは「Reスキル講座」の文字が目印になります。

Reスキル講座とは

経済産業省が「第四次産業革命スキル習得講座」に認定しているITスキルを学べるスクール(コース)のことです。AIやデータサイエンスなどの高度なITスキルを要する分野に特化した講座(コース)がReスキル講座の認定を受けています。プログラミング言語ではPython、Java、Rubyなどが該当します。

専門実践教育訓練でプログラミングを学ぶ方法

  • 支給の要件:雇用保険被保険者の期間が2年以上あること。(過去に利用したことがある場合は通算3年以上。)
  • 手続き場所:居住地を管轄するハローワーク。
  • 支給の流れ:訓練前キャリアコンサルティングを受け、受講開始日の1ヶ月前までに受給資格確認票を提出する。

専門実践教育訓練給付金でプログラミングを学ぶには、まず支給要件を満たしている必要があります。雇用保険被保険者の期間が2年以上あることが条件です。(ただし、過去に専門実践教育訓練給付制度を利用したことがある場合は、通算3年以上の雇用保険被保険者の期間が必要です。)

手続きは、居住地を管轄するハローワークでおこないます。訓練前キャリアコンサルティングを受けて、受講開始日の1ヶ月前までに受給資格確認票を提出します。

受講するプログラミングスクール(コース)が決まっている場合でも、受講開始日の1ヶ月前までに手続きしなければならないことに注意しなければなりません。

余裕をもって早めに行動しておく必要があります。
給付金の利用に興味があるなら、まずはプログラミングスクールの無料説明会やカウンセリングで案内してもらうと道が見えてきます。

失業状態にある方が初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する場合、受講開始時に45歳未満であるなど一定の要件を満たせば、さらに教育訓練支援給付金が支給されます。

給付金制度の利用条件は各スクールで確認

教育訓練給付金の利用条件はプログラミングスクールによって異なります。受講を決める前に無料説明会やカウンセリングで給付金の利用条件について確認する必要があります。

専門実践教育訓練対象のスクール

専門実践教育訓練給付金の対象講座(Reスキル講座)に認定されているプログラミングスクール指定校一覧です。

Reスキル講座一覧
スクール
コース名
学習言語
スキル
受講料
キカガク
長期コース
転職支援:doda提携
Python 792,000円/無期限
↑ 237,600円(給付金利用)
Aidemy
プレミアム
Python 480,000円/3ヵ月
780,000円/6ヵ月
詳細はオンライン相談で説明
テックアカデミー
Python+AIセット
Python 316,800円/8週間
360,800円/12週間
404,800円/16週間
503,800円/24週間
詳細は無料体験で説明
テックアカデミー
エンジニア転職保証
転職保証:20~32歳
Java 437,800円/16週間
↑ 13,659円/月(分割可)
↑ 最大306,460円割引(給付金利用)
ディープロ
4ヶ月短期集中
HTML&CSS
JavaScript
Ruby
547,800円/4ヵ月間
+ 100,000円(入学金)
↑ 計197,800円(給付金利用)
DMM WEBCAMP
専門技術
HTML&CSS
JavaScript
Ruby
910,800円/4ヵ月
↑ 340,800円(給付金利用)
就業していない人のみ
テックキャンプ
エンジニア転職
転職保証:~39歳
HTML&CSS
JavaScript
Ruby
SQL
短期集中657,800円/600時間
↑ 197,340円(給付金利用)
夜間休日877,800円/600時間
↑ 317,800円(給付金利用)

キカガク長期コース

キカガク長期コースは修了後も機械学習やデータサイエンスなど全コースを期間無制限・追加料金なしで継続受講していけるもっともお得なスクールです。
キカガク『長期コース』
受講スタイル オンライン
言語
ライブラリ
Python
NumPy・Pandas・scikit-learn・PyTorch・OpenCV・Flaskほか
受講料 792,000円/6ヵ月間
給付金利用で237,600円
転職支援 転職サイトdoda提携
申込方法 無料オンライン説明会から申込可能
  • プログラミング未経験でも受講可能な体制
  • コース修了後はPython・AIの講座を学び放題
  • 環境構築する手間なく学習を開始できる
  • 講師に質問し放題+メンタリング/週1回
  • 大手転職サイトdodaと提携して転職を支援

キカガク は、期間無制限でAI学習できるスクールです。AI人材育成コースは、6ヵ月間の修了率90%以上と未経験でも挫折しないカリキュラムになっています。

しかもコース修了後は機械学習・データ分析・自然言語処理・AIアプリ開発等を無料で受講して学習を続けていくことができます。数あるAIプログラミングスクールの中でもっともコストパフォーマンスが良いスクールです。

転職サイト大手dodaと提携しており、AI技術者として転職を目指す場合にも手厚いサポートを受けることができます。教育訓練給付金の利用方法はオンラインの無料説明会で案内してもらえます。

Aidemy プレミアムプラン

Aidemy プレミアムプラン
受講スタイル オンライン
言語
ライブラリ
Python
NumPy・pandas・Flask
受講料 528,000円/3ヵ月
給付金利用で158,400円
858,000円/6ヵ月
給付金利用可能
1,078,000円/9ヵ月
転職支援 転職相談あり
申込方法 無料オンライン相談から申込可能
  • 未経験から最短3ヵ月間でAI・機械学習エンジニア
  • Pythonに特化したカリキュラムは選び放題
  • 環境構築なしですぐに学習開始可能
  • オンライン指導25分/回・チャットで質問し放題
  • 給付金対象講座はAIアプリ開発・データ分析・自然言語処理の3ヵ月または6ヵ月プラン

Aidemyプレミアムプランは、最短3ヵ月間でAIエンジニアを目指すコースです。 講座は、機械学習・データ分析・自然言語処理・AIアプリ開発等から選べます。しかも講座は選び放題のシステムなので、学習速度が早ければどんどん講座を追加して受講できます。

Aidemy Premiumプラン全8講座のうち、教育訓練給付金制度を利用できる講座は下記の4つです。

  • AIアプリ開発講座(3ヵ月/6ヵ月プラン)
  • データ分析講座(3ヵ月/6ヵ月プラン)
  • 自然言語処理講座(3ヵ月/6ヵ月プラン)
  • E資格対策講座(3ヵ月プラン)

教育訓練給付金の利用方法は無料オンライン相談で案内してもらえます。

テックアカデミー Python+AIセット

テックアカデミーPython+AIセット
言語
ライブラリ
Python
Pandas・scikit-learn・Keras・TensorFlow
受講料 316,800円/8週間
360,800円/12週間
404,800円/16週間
503,800円/24週間
給付金利用可能
転職支援 転職サポートあり
受講スタイル オンライン
申込方法 コース案内ページから申込可能
  • 入金が完了すると受講開始日の前からすぐにチャットサポートを開始
  • 週2回マンツーマンでのメンタリング・毎日15〜23時のチャットでサポート
  • 先割:先行申込で受講料5%OFF
  • トモ割:同僚や友人と一緒に受講すると受講料が10,000円割引
  • Reスキル講座:教育訓練給付金を利用可能

テックアカデミーのPython+AIセットコースは、Pythonコースで基礎から学び、AIコースで人工知能・機械学習のスキルを習得できるコースです。AIコースの学習ではライブラリやデータベースなども学びます。プログラミング未経験の方は16~24週間のゆとりある期間で学習したほうが良いでしょう。

教育訓練給付金を支給しえもらえるコースには、ほかにPython+データサイエンスセットがあります。給付金の利用方法と割引額はカウンセリングで案内してもらえます。受講申し込みはプログラミング無料体験を受けてみて、検討してから申し込みできます。

テックアカデミー エンジニア転職保証コース

テックアカデミー エンジニア転職保証コース
言語 Java・HTML&CSS・SQL
受講料 437,800円/16週間
給付金利用で最大306,460円割引
転職支援 転職サポートあり
受講スタイル オンライン
申込方法 コース案内ページから申込可能
  • 受講対象:20歳以上32歳以下・転職希望者(新卒不可)
  • 東京での勤務が可能でIT企業へエンジニアとして転職の意思がある人
  • プログラミング未経験でも16週間で東京のIT企業への転職可能
  • 週2回マンツーマンでのメンタリング・毎日15〜23時のチャットでサポート。
  • 受講終了後に転職が決まらなかった場合は、全額返金
  • 厚生労働省の教育訓練給付金を利用可能

テックアカデミーのエンジニア転職保証コースは、16週間のカリキュラムでエンジニア転職を目指すコースです。 オンライン学習ですが、現役エンジニアが学習をサポートしてくれる体制が整っています。 テックアカデミーでは週2回のマンツーマン指導があります。課題の不明点はチャットでも質問可能です。 転職保証には、6週間までJavaコースの全課題が終了し、全ての課題に合格する必要があるなど条件があります。無料カウンセリングで詳細を聞いてみると良いでしょう。

ディープロ 4ヶ月短期集中コース

ディープロ4ヶ月短期集中コース
言語
フレームワーク
Ruby・HTML&CSS・JavaScript・SQL
Ruby on Rails
受講料 797,800円/4ヵ月
給付金利用で344,340円
転職支援 転職サポートあり
受講スタイル オンライン
申込方法 無料説明会から申込可能
  • 未経験から4ヵ月間でWebエンジニアを目指すコース
  • 未経験可・PC初心者可・年齢制限なし
  • カリキュラムは入門→基礎→就職の3タームで就職することがゴール
  • 入校から10ヵ月間の就職サポートで堅実にWebエンジニアへ就職達成
  • 厚生労働省の教育訓練給付金を利用可能

ディープロ『4ヶ月短期集中コース』は、4ヵ月間のRubyの学習でプロのWebエンジニアとして就職することを目的としたカリキュラムです。現場の実務に近い環境(ツールや開発サイクル)で実践的にチーム開発を行うので、現場力が身につきます。教育訓練給付金を利用すれば受講料を大幅に抑えることができます。Rubyを学習できるスクールではもっとも受講料がお得です。

DMM WEBCAMP エンジニア転職 専門技術コース

DMM WEBCAMPエンジニア転職 専門技術コース
言語
フレームワーク
HTML&CSS・JavaScript・Ruby
jQuery・Ruby on Rails
受講料 910,800円/4ヵ月
給付金利用で350,800円
転職支援 転職サポートあり
受講スタイル オンライン
申込方法 無料カウンセリングから申込可能
  • 受講対象者は現在就業していない人
  • 未経験からITエンジニアを目指したい
  • カリキュラムにはAI分野の教養課程も含まれる
  • 教育訓練給付金を利用可能で実質半額負担

DMM WEBCAMP『エンジニア転職 専門技術コース』は、現在就業していない人が受講対象です。 未経験者からウェブプログラミングを学習して4ヵ月間でITエンジニアを目指すコースです。さらにAI分野の教養課程(1ヵ月間)がカリキュラムに含まれています。

カリキュラムでは、チーム開発で開発現場に近い経験を積めます。ポートフォリオを作成するので、転職活動でのアピール材料にもなります。 Ruby on Railsのスキルはプログラミングとしては易しく、ウェブエンジニアへの転身の近道です。 無料カウンセリングを受けてみて、検討してから申し込みできます。

テックキャンプ エンジニア転職

テックキャンプ『エンジニア転職』
言語
フレームワーク
HTML&CSS・JavaScript・Ruby・SQL
Ruby on Rails
受講料 657,800円/10週間(短期集中)
給付金利用で197,340円
877,800円/6ヵ月(夜間休日)
給付金利用で317,800円
+110,000円(通学の場合)
転職支援 転職が決定するまで転職サポートあり
受講スタイル オンライン・通学(東京渋谷ほか)
申込方法 無料カウンセリングから申込可能
  • Rubyの生みの親、まつもとゆきひろ氏がカリキュラムを監修
  • 毎日何回でも質問し放題
  • 通学可能:教室は東京渋谷・東京丸の内・名古屋栄・大阪難波・福岡天神(コロナ禍オンラインのみ)
  • 教室利用:夜間休日プランは平日19時以降と土日・短期集中プランは平日のみ
  • ITエンジニア転職保証:転職活動で内定が出なかった場合は受講料全額返金 
  • 厚生労働省の教育訓練給付金を利用可能

テックキャンプ『エンジニア転職』は、短期集中なら10週間、就業中なら6ヵ月間でエンジニアに転職できるスキルが身につくコースです。

受講スタイルは2通り。短期集中プラン(就業していない人向け)、または夜間休日プラン(就業中の人向け)を選択できます。 プログラミング未経験者率は97%。それでも、600時間の学習時間でウェブエンジニアのスキルが身につくカリキュラムです。

無料カウンセリングで適切なプランを案内してもらえます。教育訓練給付金を利用したい場合も無料カウンセリングで聞いてみると良いでしょう。

なお、大手校のCodeCampコードキャンプは専門実践教育訓練給付金の対象講座を持っていません。

おすすめのスクール・コース

専門実践教育訓練(Reスキル講座)のおすすめは、Pythonを学べるスクール・コースです。

Pythonは、現在AIやIoT、データサイエンス、ブロックチェーンなど先進的な技術開発に多用されている言語です。将来性が高いのは言うまでもなく、身につければ長く活躍していけるスキルです。

先進的な技術開発に使われることから、難しそうな印象を持つ人もいるかもしれません。でも、Pythonは言語仕様がやさしいおかげで、未経験者でも学びやすい言語です。

私自身も仕事でもプライベートでもPythonでプログラミングしています。読みやすく書きやすいので、エラーが出る頻度も少なくてストレスがありません。未経験者でも学習しやすい言語だと感じます。プログラミングを身につけてITの仕事をしたいと思う人におすすめです。

高等学校の情報科でもプログラミング学習にPythonを使います。
未経験の高校生でも学習できるほどやさしい言語ということですね。
需要爆発!Pythonを教育訓練給付制度で身に付ける【AIやデータサイエンティストで手に職】

オンラインのプログラミングスクール

専門実践教育訓練給付制度で認定されているプログラミングスクール(コース)は、ほとんどがオンラインで受講できます。帰宅後や休日でもオンラインでサポートを受けられるので、受講しやすく挫折しにくい環境で学習していけます。

このページで紹介したプログラミングスクール(コース)はすべてオンラインで受講できます。

オンラインのプログラミングスクールで人気が高いのは TechAcademyテックアカデミー です。無料体験を実施しているので、プログラミングが自分に合っているのかどうか心配な人は利用してみると良いでしょう。(無理は勧誘などはありません。)1週間だけですが、リアルなオンラインの受講環境でプログラミングを体験できます。

テックアカデミー プログラミング無料体験

テックアカデミープログラミング無料体験
言語 HTML&CSS・JavaScript
受講料 無料/1週間
受講スタイル オンライン
申込方法 無料体験案内ページから申込可能
  • 1週間、本コースと同様の教材・サポートなどの学習システムを無料体験
  • 講師は通過率10%の採用選考で選ばれた現役エンジニア
  • マンツーマンのメンタリング・毎日15〜23時のチャットでサポート
  • 必要なもの:パソコン・インターネット環境

こんな人におすすめ

  • いろんな口コミや評価があって、どのスクールにしようか決めかねている。
  • プログラミング未経験なので授業について行けるか心配。
  • テックアカデミーが気になっているが、自分に合っているのか不安。

テックアカデミー プログラミング無料体験は、本コースの学習システムと同様の教材・サポートなどを体験できます。無料体験ですがカリキュラムがあります。1週間の体験期間にウェブサイトの仕組みからHTML&CSS、JavaScriptでプログラミングの基礎を学習し、天気予報アプリ作成を経験できます。

この内容を無料で体験できるというのはすごいことです。プログラミングの予備学習として成り立つほど十分な内容となっています。スクール探しの際に、他のスクールとの比較基準にしても良いでしょう。「プログラミングなんて自分にできるんだろうか」と不安な方は、体験するのはタダなのでこの機会に利用してみると良いでしょう。

専門実践教育訓練でITエンジニア

  • ITエンジニアは資格試験ではないので、自分のペースで学習できる。
  • 学習時間に対して効果が大きい。比較的短期間の学習で高収入のITエンジニアを目指せる。
  • 専門実践教育訓練給付金を利用すると受講料の50%が支給される。さらに就職すると20%が追加で支給される。(最大70%OFF)

専門実践教育訓練でITエンジニアを目指すのは、費用対効果が良い方法と言えるでしょう。学習時間は数ヵ月間でありながら、高い収入を得られる仕事に就くことを期待できます。

専門実践教育訓練給付金を利用すれば、スクールに支払った受講料の最大70%が支給されるのでとてもお得な方法と言えます。

IT系の資格試験もありますが、転職で評価されることはほとんどありません。付け焼き刃の資格よりも実務経験のほうが評価されるからです。私自身もIT業界は10年以上と長いですが、IT系の資格は無意味に感じるのが正直なところです。

まとめ

  • 失業中の場合は、教育訓練給付金を受給しながら、プログラミングスクールに通うことができる。
  • 専門実践教育訓練給付金とは、教育訓練給付金制度のうちの一つ。
  • 雇用保険被保険者が、厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練を受講した場合に、修了後に本人が支払った教育訓練費の一部がハローワークから支給される制度。
  • 教育訓練給付金のなかでも支給額が多いため、受講料の高いプログラミングスクールの講座(コース)を割安で受講することが可能。

とにかく料金を安く済ませたい

  • キカガク長期コース↑:受講期間が無期限で、教育訓練給付金を利用すれば20万円台。コース修了後は無料で他のデータサイエンスやアプリ開発などの講座を追加受講できる。長い目で見ればもっとも割安
  • Aidemyプレミアムプラン↑:3ヵ月プランなら20万円台。学習言語はPythonで、3ヵ月間みっちりやれば習得は可能。
  • テックアカデミーAIコース↑:8週間なら授業料が10万円台。詳細は無料体験で説明を受けられる。ただ、Pythonを8週間で…というのは学習期間が短すぎるので、できれば最低でも16週間が望ましい。

教育訓練給付金は受講料の50~70%にあたる金額が支給されます。とにかく安く済ませたい場合は、もともとの受講料が安いコースを選ぶと良いです。

ウェブエンジニアを目指したい

ウェブエンジニアを目指せるRubyをカリキュラムに持つスクール・コースです。テックキャンプのカリキュラムは、Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏が監修しているホンモノです。

システム開発・組み込みエンジニアを目指したい

システム開発・組み込みに使われるJavaをカリキュラムに持つスクール・コースです。

AI・人工知能エンジニアを目指したい

AI・人工知能エンジニアを目指せるPythonをカリキュラムに持つスクール・コースです。両方ともオンラインで学習できます。

キカガクとAidemyはPython専門のスクールです。未経験でも学習をはじめられる基礎講座が専門実践教育訓練給付金の対象講座となっています。

転職保証で必ずエンジニアになりたい

  • キカガク長期コース↑:大手転職サイトのdodaと提携して転職支援をおこなっている。学習言語はPythonなので就職先は人工知能やIot、データ分析など先進技術を扱う企業。
  • テックキャンプエンジニア転職コース↑:~39歳なら東京の企業へのエンジニア転職保証を受けられる。転職活動で内定が出なかった場合は受講料全額返金。学習言語はRubyなので就職先は主にウェブサービス開発企業。
  • テックアカデミーエンジニア転職保証コース↑:20~32歳なら東京の企業へのエンジニア転職保証を受けられます。学習言語がJavaなので就職先は主にシステム開発企業。

転職保証付きのスクールを利用することで、エンジニアへの転職がより確実なものになります。

  • この記事を書いた人

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小学生のときにBASIC言語でプログラミングを覚え、社会に出てからはPythonを主力に通信業界で無線設計とGISシステム開発に携わること12年目。プライベートではPHP・MySQLでウェブサービスを作りつつ、副業で収入を得ています。「プログラミングは人生を豊かにする」と実感しています。