ハローワークでの手続き
- 専門実践教育訓練で利用する学校・スクールの入校案内やカウンセリングで対象コースを確認する。
- ハローワークで訓練前キャリアコンサルティングを受けてジョブカードを発行してもらう。
- ハローワークで受給資格確認をおこなう。
- スクール入校日の1ヵ月前までにハローワークに専門実践教育訓練の申し込みをする。
専門実践教育訓練給付金を利用する場合は、まず受講したい講座・コースが専門実践教育訓練の対象かどうかを確認するところから始めます。
学校・スクールでは無料の入校案内やカウンセリングを実施しているので、「専門実践教育訓練で利用できるか、受講料はいくらになるのか。」をあらかじめ確認しておく必要があります。
専門実践教育訓練給付金をもらうためには、ハローワークで事前に手続きが必要です。
ハローワークで訓練前キャリアコンサルティングを受けてジョブカードを発行してもらい、そのあとに受給資格確認を受講開始の1ヵ月前までに済ませておくことになります。
この記事では、専門実践教育訓練給付金の申込み方法、手続きの仕方、必要書類について解説します。
専門実践教育訓練で何を受講しようか迷っている場合は、ITスキルがおすすめです。オンラインで帰宅後や休日に学習でき、数ヵ月で身に付けることができます。専門実践教育訓練でプログラミングを習得する方法を検討してみると良いでしょう。
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専門実践教育訓練給付金をわかりやすく解説【支給要件と流れ】
ハローワークでの手続き
- 専門実践教育訓練で利用する学校・スクールの入校案内やカウンセリングで対象コースを確認する。
- ハローワークで訓練前キャリアコンサルティングを受けてジョブカードを発行してもらう。
- ハローワークで受給資格確認をおこなう。
- スクール入校日の1ヵ月前までにハローワークに必要書類を提出する。
専門実践教育訓練を利用したい場合は、受講する講座・コースを決めてから、受講開始の1ヵ月前までにハローワークで手続きを完了させなければなりません。
すなわち、訓練前キャリアコンサルティングも、受講開始の1ヵ月前までには済ませておくことになります。
そのために専門実践教育訓練の利用者がやらなければならないのは、次のとおりです。
- 受講する講座・コースを決めること。
- ジョブカードを作成すること。
- 訓練前キャリアコンサルティングを受ける。(→ジョブカードを発行してもらう)
訓練前キャリアコンサルティング
- 受講開始の1ヵ月前までに受けなければならない。
- ハローワークならどこでも良い。
- ハローワークに電話予約が必要。
- コンサルティングにかかる所要時間は60分~90分程度。
- コンサルティングまでにジョブカードを作成しておくこと。
訓練前キャリアコンサルティングは、どこのハローワークでも受けられます。最寄りのハローワークでも構いません。
電話予約が必要です。電話では、専門実践教育訓練で受講したい訓練施設名と講座名を聞かれるので、すぐ答えられるように準備しておくと良いでしょう。
訓練前キャリアコンサルティングでは、教育訓練専門のキャリアコンサルタントと面談をします。このときにジョブカードが必要になります。
ジョブカードは紙で持ち込んでも良いし、USBに入れてデータで持ち込んでも構いません。
ジョブカードとは
厚生労働省が仕様を定めた職業能力証明のツール。キャリアプラン、職務経歴、訓練歴などを記載する。専門実践教育訓練の受給確認にも必要とされる。
受講希望者がまず用意しなければならないのはジョブカードです。
訓練前キャリアコンサルティングを受けるとジョブカードが発行され、受給資格確認で提出できる状態になります。
ジョブカードの作成
ジョブカードは、「カード」というより「シート」です。厚生労働省のマイジョブ・カードのページからダウンロードできます。
用紙をプリントアウトして手書きしてもよいし、またはパソコンで入力作成することもできます。
ジョブカード(シート)には、「キャリアプランシート」「職務経歴シート」「職業能力証明シート」などがあり、これらに記入していくかたちで作成します。
訓練前キャリアコンサルティングでは、ジョブカードの内容をもとにコンサルタントと面談することになります。
受給資格確認と申し込み
必要書類
- ジョブカード
- 教育訓練給付金受給資格確認票
- 本人確認書類またはマイナンバーカード
- 写真2枚
- 金融機関の通帳またはキャッシュカード
- 教育訓練給付適用対象期間延長通知書(持っている人だけ)
教育訓練給付を利用するときは、受講開始の1ヵ月前までにハローワークに必要書類を提出する必要があります。
ハローワークは、現住所を管轄するハローワークでなければなりません。
『教育訓練給付金受給資格確認票』は、ハローワークでもらえます。一般的には、訓練前キャリアコンサルティングを受けた時に手渡してもらえます。
教育訓練適用対象期間延長通知書
教育訓練適用対象期間延長通知書を持っている人は、受給資格確認のときに必要となります。
適用対象期間延長とは
失業して1年以内に教育訓練を受講できない理由(妊娠、出産、育児、病気など)があるときは、最長20年まで教育訓練の受講機会を延長することができます。
支給申請
専門実践教育訓練給付金の支給申請は、現住所を管轄するハローワークに『教育訓練給付金支給申請書』を提出します。
支給申請は、つぎのタイミングでおこないます。
- 教育訓練の修了から1ヵ月以内。
- 教育訓練の6ヵ月経過時点から1ヵ月以内。
支給申請書は、原則的に教育訓練が修了した時点から1ヵ月以内に提出する必要があります。
専門実践教育訓練の受講期間が6ヵ月以上の場合は、6ヵ月ごとに支給申請することになります。
まとめ
- 専門実践教育訓練を利用したい場合は、受講する講座・コースを決めてから、受講開始の1ヶ月前までにハローワークで手続きを完了させなければならない。
- 訓練前キャリアコンサルティングは、どこのハローワークでも受けられる。電話予約が必要。
- 訓練前キャリアコンサルティングでは、ジョブカードの内容をもとにコンサルタントと面談する。
- 教育訓練給付を利用するときは、受講開始の1ヵ月前までにハローワークに必要書類を提出する必要がある。このときのハローワークは、現住所を管轄するハローワーク。
- 専門実践教育訓練給付金の支給申請は、現住所を管轄するハローワークに『教育訓練給付金支給申請書』を提出する。支給申請書は、原則的に教育訓練が修了した時点から1ヵ月以内に提出する。