プログラミングに使うパソコンを探した結果、コスパが良くて安いノートパソコンはThinkPadでした。
パソコンを探すときは、ついCPUやメモリなどの性能面にばかり意識が向きがちです。
でも、キーボードを無視するべきではありません。実はプログラマーがもっともこだわるのはキーボードだからです。
しかし今回、自宅でのプログラミング用に買おうとしているのはノートパソコン。キーボードの替えが利かないので、キーボードを優先的に見て探す必要がありました。
この記事では、私がプログラミング用のパソコンを探して、もっともコスパが良かったThinkPadにたどり着いたときの過程を書いていきます。
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現場で使われ続けるプログラミングに最適なノートPC2機種
Contents
1. すべてのメーカーのキーボードをチェック
新宿の家電量販店Yの1階パソコン売り場に置いてあったすべてのノートパソコンを試し打ちしてきました。
プログラミングに使うのだから、キーボードが大切なことは重々承知しています。キーボードの反発が弱いと、プログラミングでストレスになります。
私の勤める会社で支給されているノートパソコンはThinkPadです。それで、ThinkPadのキーボードがとても打ち心地が良いことを知っていました。
だから、自宅でのプログラミング用にもThinkPadが良いだろうとは思っていました。
「でも、もしかしたらもっと良いキーボードのノートパソコンがあるかもしれない。」
そう思って試し打ちした結果、キーボードが良かったのは次の3つの機種でした。
- Lenovo ThinkPad:評価★★★★★ ストロークが深く反発力がある。デスクトップPCのキーボードみたいなしっかりした打ち心地でとても良い。
- 東芝 Dynabook B:評価★★★★☆ キー同士の隙間がほぼ無いほどキーの表面積が広い。反発力はThinkPadよりやや軽いが打ち心地は悪くない。
- NEC LAVIE NS:評価★★★★☆ ストロークは十分。キーの表面がやや小さめ。反発力はThinkPadよりやや軽いが、打ち心地は悪くない。
これがThinkPadのキーボードです。やっぱりというか、知っていたことですがThinkPadのキーボードは一番良かったです。
ストロークが深く、反発力が強い。この感触はデスクトップPCのキーボードに近く、長時間のプログラミングでも疲れません。
2. サイズ15インチ以上の機種をチェック
私は職場で27インチのモニターを使用しています。その経験から、広い画面がプログラミング中のストレスを大きく軽減することを知っていました。
今回、私が探していたのはノートパソコンですが、持ち運びすることはありません。机に据え置きして使うつもりなので、大画面のものから探しはじめました。
まず、17インチで探して見つかったのが次の2つです。
- Lenovo ThinkPad Pシリーズ:40万円前後と高い!予算オーバー。
- HP 17シリーズ:10万円程度でかなり安い!予算内。
この時点でHPにしようかとも思ったのですが、キーボードの「パチパチ」したチープな感触がどうも好きになれません。プログラミングに使うのに、肝心のキーボードを妥協することはできませんでした。
17インチを断念して、次は15インチで探してみることにしました。
Lenovo ThinkPadで15インチをラインナップするのは次の4つのモデルです。
- Pシリーズ:シリーズ最高の性能、最高の価格。プログラミングだけではもったいないくらい。
- Tシリーズ:外装は強靭に、中身を高性能に設計。外に持ち出すことにも耐用する。
- Lシリーズ:外装コストを抑えて中身を充実。プログラミング業務にも十分。
- Eシリーズ:性能を抑えた分、求めやすい価格。プログラミング学習なら十分。
Tシリーズが欲しかったのですが、ほぼ同じ性能でもLシリーズの方が安いことに気付きました。
3. プログラミングに使える性能をチェック
プログラム実行のために確保すべき性能の最低ラインは次のとおりです。
- CPU: Core i5(交換できない。できるだけ能力が高いものを求む。)
- ストレージ: SSD 256GB(あとで交換は面倒。256GBは欲しい。)
- メモリー:16GB(あとで自分で交換できる。とりあえず8GBを選んでおいても十分。)
各パーツでもっとも惜しみたくないのはCPUです。ただ、CPUの進化は早いので、そのときの予算範囲のなかで最高の性能を選ぶことにしました。
ストレージはSSDを選び、容量は256GBを最低基準にしました。128GBではすぐに足りなくなるからです。
メモリは16GB以上が理想的です。PCによっては自分でメモリ追加できるので8GBでも良しとします。(私は8GBのThinkPadを買っておいて、あとから32GBに追加しました。)
4. Lenovoの直販で安いモデルをチェック
Lenovo期間限定セール を見てみると、けっこう値下がりしたThinkPadやThinkBookなどが並んでいます。52%引きなんてものもあります。
ひとつひとつ見ていくと、ThinkPad LシリーズにCore-i7を搭載したカスタマイズモデルがありました。
店舗よりも、メーカー直販のほうがはるかに安いしお得です。あるいは店舗で見て触って、そのあとメーカー直販で買うというのもありだと思います。結局、キーボードにこだわったらThinkPad一択になりました。
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プログラミングノートPC【プログラマはなぜThinkPadなのか】
プログラミング用に安くパソコンを買う方法
プログラミング用に安くパソコンを買うには、次の方法がありました。
- メーカー直販
- 期間限定セール
- アウトレット
- 学割
メーカー直販
パソコンメーカーのホームページには、必ずと言ってよいほど販売ページがあります。
見てみると、家電量販店よりも、さらに多くのモデルとカスタマイズのメニューが並んでいました。もし、メーカーに目星がついているのなら、そのメーカーのホームページを見てみるのが良いです。
日本メーカーより海外メーカーのほうが安い傾向がありました。
- 日本メーカー:機能てんこ盛りのオールインワンのモデルがほとんど。そのため割高。
- 海外メーカー:DVDドライブやスピーカーなどを削りコストダウン。そのため安い。しかも軽い。
映画や音楽はネットで観るからDVDドライブは要らない。音楽もスマホでイヤホンで聴く。というふうに考えられるなら、海外メーカーを選べます。海外メーカーも多くは日本法人を持っていて、サポート体制を整えています。
DELL、Lenovo、HP、ASUSあたりは、コストダウンが上手なメーカーです。安いパソコンを探しているなら、このあたりで絞ってみるとよいでしょう。
私は結局、Lenovo ThinkPad Lシリーズのノートパソコンを買いました。Lenovoは直販に力を入れているメーカーです。しかも、日本でのサポートは傘下のNECが請け負っているので安心です。
期間限定セール
メーカー直販ページでも、さらに安く買えるのが期間限定セールです。
期間限定セールの時期はメーカーによって違いますが、ボーナス時期を狙った夏・冬にセールを行うメーカーが多いです。
あとは、メーカーごとの決算期に在庫一掃セールがあります。
ThinkPadを買ってからはよくLenovoのページをチェックするようになりました。Lenovoは何かにつけて一年中、 Lenovo期間限定セール を行っています。(もはや限定ではないくらいです。)
アウトレット
メーカーによっては、アウトレット製品の直販を行っている場合があります。Lenovoにもアウトレットの販売ページがありました。
ただし、アウトレット製品を買うときには知っておくべき注意点があります。
- キャンセル品:注文を受けたもののキャンセルを食らったもの。
- 新装整備品:注文者の手に渡ったが初期不良で返品されたものを修理したもの。
アウトレットでは、こういった訳ありのパソコンを安く販売しています。
Lenovoにもアウトレットがあります。注意すべきなのは、メーカー保証が1年間であることです。この期間を過ぎたあとに故障した場合でも一切の修理を受け付けてくれないので、その覚悟が必要です。
学割
少ないですが、学生割引を行っているメーカーもあります。Lenovoは学割専用のページを持っています。
学割では、一般的な価格をはるかに下回る価格で同等の製品を買うことができるので、とてもお得です。
だいたい最大5割くらいの割引価格になっています。未就学の子供、小学生、中学生、高校生、大学生まで学生でさえあれば割引で買えるので、プログラミングする学生にはLenovoはとても優しいです。
Lenovo学生ストア学生なら、問答無用で学割が良いです。