プログラマが使うパソコンのイメージ。といえばやっぱりThinkPadです。
私は小学生の頃にプログラミングを覚えました。職業プログラマでもあり、家でもプログラミングをしています。
プライベートでプログラミングをするために選んだのはThinkPad。著名なハッカーやプログラマがThinkPadを使っているので、その憧れもありました。
ThinkPad以外のパソコンでプログラミングする姿というのは、ちょっと違和感すら感じてしまいます。
この記事では、プログラマはなぜThinkPadを使うのかについて書き綴っています。
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ThinkPadレビュー【プログラミングでがっつり3年使った感想】
プログラマがThinkPadを使うのは…キーボード
プログラマが最も重要視するのは、キーボードと言っても過言ではありません。
しかし、ノートパソコンはキーボードを交換することができません。
それゆえに、キーボードにこだわりを求めてThinkPadを選んだプログラマも多いでしょう。
私もその一人です。プログラミング用のノートパソコンを選ぶときに、キーボードを最優先しました。
ThinkPadのキーボードには、次の特徴があります。
- ストロークが深い。デスクトップPCのキーボードのよう。
- 反発が強い。指をしっかり押し返してくれるので疲れない。
- キーひとつひとつの面積が広い。打ち損じがほとんどない。
私は、丸1日プログラミングしていることがよくあります。それでも疲労を感じないのはThinkPadのキーボードのおかげです。
プログラマがThinkPadを使うのは…イメージ
たとえば、取材記者の使うパソコンならPanasonic Let's Note。
たとえば、ウェブデザイナーならApple MacBook Pro。
そんなイメージがあるように、プログラマが使うパソコンはLenovo(旧IBM)ThinkPadです。
ThinkPad以外のパソコンでプログラミング…というのは、なんか違和感を覚えてしまうほど。(もちろん、どのパソコンでもプログラミングはできます。)
しかしThinkPadにおいては、これまで多くの著名なハッカーやプログラマに使用されてきた事実もあって、IBM時代から強くイメージとして定着しています。
ハッカーの神 リチャード・ストールマン
出典:Richard Stallman's Personal Site
使用機種:ThinkPad X60
プログラマの誰もが尊敬するリチャード・ストールマン。
ハーバード大学を最優等で卒業して、MIT(マサチューセッツ工科大学)人工知能研究室のハッカーコミュニティに加わります。
同時期にフリーソフトウェア運動を推進。コピーライトに対抗すべく「コピーレフト」を掲げ、今日のソフトウェアの発展に大きく寄与しています。
近年、AIへの注目が高まっていますが、ストールマンが人工知能研究を始めたのはなんと半世紀も前のことです。
AIの礎を築いたハッカーの神は、長年ThinkPadを愛用しています。
Rubyの生みの親 まつもとゆきひろ
出典:Lenovo
使用機種:Thinkpad T460s
プログラミング言語Rubyを日本で誕生させた、まつもとゆきひろ。
筑波大学を卒業後にIT企業に勤めながら、たった一人でRubyを開発して公開を成し遂げます。
手探りで始めたプログラミング言語の開発では、Rubyが「Hello World !」を出力するまでに半年もかかった逸話が有名です。
今や世界中で使用されるまでに普及したRubyは、日本の宝物の一つです。
日本が誇れるプログラマ第一人者も、もちろんThinkPadを愛用しています。
プログラマがThinkPadを使うのは…カスタマイズ性
私自身、ThinkPadを買ってよかったと思うことの一つにカスタマイズのしやすさがあります。
多くのメーカーがユーザーによるカスタマイズを嫌って、ノートパソコンの内部に触れられないような構造にしています。
しかし、ThinkPadは裏蓋を開けやすく、内部に触りやすい構造になっています。
そのため、メモリ増設・追加を自分で簡単に行えます。SSDの交換もしやすいです。
リチャード・ストールマンも、愛機のThinkPad X60をカスタマイズして使い続けているそうです。
私はThinkPadのL580という機種を使用しています。メモリを32GBフルに増設しました。
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まとめ
- プログラマが最も重要視するのはキーボード。
- プログラマの使うパソコンのイメージそのもの。
- プログラマにとってカスタマイズしやすい構造は優秀。
