ThinkPadのメモリ増設の方法・手順は、それほど難しくはありません。
ThinkPad L580を8GBから32GBにメモリ増設しました。作業時間は30分ほどです。
増設用のメモリは、Crucialの『DDR4-2400 SODIMM 32GB KIT』を選びました。
この記事では、内蔵バッテリータイプThinkPadのメモリ増設の方法・手順を解説します。
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ThinkPadメモリ増設の手順
作業の前に、ThinkPadにつないであるACアダプターを外して、電源を内蔵バッテリーに切り替えておきます。
続いて、
ThinkPadメモリ増設の手順
- バッテリーを無効化する
- 裏蓋を取り外す
- メモリを増設する
- 裏蓋を閉める
感電注意!!
感電事故を防ぐために、BIOSで内蔵バッテリーを無効化する必要があります。作業に入る前に、必ず内臓バッテリーを無効化してください。
増設に使用したメモリ
今回のメモリ増設にはCrucialメモリを選びました。
Crucialは、世界に先駆けて直販体制を整えたアメリカのメーカーです。信頼性の高いMicron製チップを使って、高品質ながら価格を抑えることに成功しています。
パソコンに合うメモリの見方、選び方についてはこちらの記事をご参考ください。
① バッテリーを無効化する
- ThinkPadを再起動して、画面が黒いうちからF1キーを連打して、BIOSを起動する。
- Configタブの中のPowerを選択して、Enterキーを押す。
- Disable Built-in Batteryを選択して、Enterキーを押す。
- ポップアップが出たらYesを選択して、Enterキーを押す。
これで、内蔵バッテリーが無効になり、電源が完全に切れます。
内蔵バッテリーを有効にするには
内蔵バッテリーは、ACアダプターをつなげると自動的に有効になります。ですので、作業中についうっかりして、誤ってACアダプターをつなぐことがないように気を付けます。
② 裏蓋を取り外す
ここからの作業は、ThinkPadをひっくり返しての作業になります。天面に傷がつかないように、下にタオルなどの布を敷くことをおすすめします。
私は、裏蓋を外す道具に、ギターのピックを使いました。コンビニ弁当のスプーン、クリアファイル(2回折)などでも外すことができます。
- 裏蓋を留めているネジ(赤丸)を緩めていく。
- ギターのピックを裏蓋の角の隙間に押し当てる。
隙間が広がって裏蓋が外れるきっかけができる。 - 隙間にピックを差し込んだまま裏蓋の周囲を滑らせていく。
すると、「パキ、パキ、パキ」と連続的に裏蓋を留めているラッチが外れていく。
裏蓋を留めている本体周囲のラッチがすべて外れると、裏蓋が取れてメモリスロットが現れます。
③ メモリ増設する
- 取り付けてあるメモリの両端のラッチ(赤丸)を左右に広げる。
すると、メモリが斜めに浮き上るので、メモリを取り外す。 - 新しいメモリを斜めに差し込んで、メモリの浮いている部分を指で押し下げる。
「カチッ」と音がすれば、取り付けは成功。 - 今回は2枚に増設するので、となりの空きスロットにもメモリを取り付けする。
④ 裏蓋を閉める
裏蓋を閉めていきます。
裏蓋を定位置に置いて、周囲を指で押し込みながら裏蓋を閉じていきます。
あとは裏蓋のネジを締めて、もとの状態に戻します。
メモリの認識を確認
メモリ増設の作業が終わったら、新しく取り付けたメモリが認識されていることを確認します。
ACアダプターをつないで内蔵バッテリーを有効化します。
ThinkPadを起動して、タスクマネージャーで確認しました。
ちゃんと認識されて32GBになりました。