プログラミング言語Pythonの特徴【できること・難易度・学習方法】

Python

#Python
arr = [1, 2, 3]
new = [v * 2 
    for v in arr]

PHP

//PHP
$arr = array(1, 2, 3);
$new = array();
foreach ($arr as $v) {
    $new[] = $v * 2;
}
unset($v);

上の2つのコードは、同じ処理を行うプログラムをPythonとPHPで比較したものです。

  • $;などを使わず、シンプルに書くことができる
  • 処理ブロックは{}ではなくインデント(字下げ)
  • 繰り返し処理をリスト内包表記で記述できる

Pythonはプログラムを簡潔に書くことができるという特徴があり、これは習得のしやすさにもつながっています。

Pythonは、開発者グイド・ヴァンロッサムがクリスマス休暇にヒマを持て余して作った言語です。

その設計思想は万人のためのコンピュータープログラミング。英文のように読みやすく、容易に直感的に書くことができること。

グイドは、他のプログラミング言語が持つ不合理な記法や仕様({}によってインデントしなくても許されるなど)を、できるだけ解決させるべくPythonの言語仕様に落とし込みました。

Pythonほどスッキリしたプログラムを書ける言語は、なかなか出てこないでしょう。Pythonは、考え得る最良の仕様をすべて備えているプログラミング言語の最終進化形と言っても過言ではありません。

とくに他の言語からPythonに乗り換えた人はそう感じたはずです。

国の給付金を利用してPythonを学習する方法なら、受講料の一部を支給してもらいながらPythonを習得することができます。とてもお得な方法なので、Pythonを身につけたい人は検討してみると良いでしょう。

この記事ではPythonの特徴について解説します。

プログラミング言語の特徴【できること・得意分野を解説】

Pythonの特徴

  • 英文のように読みやすい
  • 余計な記号が要らず、直感的で書きやすい
  • ライブラリが豊富
  • 将来性の期待度が高い

Pythonは、非常に読みやすく書きやすいプログラミング言語です。余計な記号が無く、処理ブロックはインデント(字下げ)で見分けがつくように設計されています。

変数や関数の命名ルールも厳密に決まっており、これを守ることで英文のように整うため、人間が読みやすいプログラムになります。

Rubyのように一見不可解な呪文のような書き方を覚える必要はありません。Perlのように何通りもの書き方が許されるせいで、他人が読めない状況になることもありません。

Pythonはライブラリが豊富なので、さまざまな分野に対応できます。人工知能開発用の言語というイメージが定着していますが、もともと日常的タスクを便利にする目的で開発されたため、業務の自動化にも適しています。

この利便性に多くのITエンジニアが注目しており、「次に学びたい言語」として将来への期待度も高くなっています。

私自身がエンジニアとしてPythonを10年ほど使ってきていますが、その経験からも長く活躍できるエンジニアを目指すならPythonで間違いないと言えます。

未経験者に推すなら間違いなくPythonです。学習しやすく、年収も高いのでコスパが良いです。

Pythonでできること

  • 業務の自動化(Excel自動処理も可能)
  • スクレイピング
  • 画像処理
  • ウェブアプリケーション(YouTube・Instagram・Spotify・Evernoteなど)
  • データ分析
  • 人工知能・機械学習

Pythonでできることは、Pythonができないこと以外です。それくらい何でもできてしまう言語です。

YouTubeやInstagramにはPythonが使われています。ウェブアプリケーションも得意です。

近年は、人工知能開発に常用されています。コンパイル不要でコードを柔軟に改修しやすく、他人が書いたコードも読みやすいのでチーム開発にも向いており、人工知能開発に適応したライブラリが多くあります。

それに、人工知能のような難しそうな分野に限らず、日常業務の自動化でも十分にPythonの利用価値を感じることができるでしょう。

たとえば、ファイル名を一斉変更したり、多数のファイルをフォルダ移動したり、Excelシートの値を書き換えたり、画像を結合したり、Webページからデータを取得したり。Pythonを使えば手作業を自動化できて、ちゃちゃっと仕事を終わらせることができます。

豊富なライブラリ

目的 ライブラリ(およびフレームワーク)
業務の自動化 OS・OpenPyXL・PyPDF2
スクレイピング BeautifulSoup・Selenium・PyQuery
画像処理 Pillow・OpenCV
ウェブアプリケーション Django・Flask
データ分析 pandas・NumPy・matplotlib
人工知能・機械学習 TensorFlow・Keras・scikit-learn・PyTorch

Pythonの代表的なライブラリです。

ライブラリは、膨大な数があります。

目的に合うライブラリを、プログラムの冒頭でインポートして使います。

import openpyxl
import pandas
import matplotlib

たとえば、Excelのデータを取り込んでグラフ化したい場合は、このようにライブラリを組み合わせてプログラム冒頭に記述します。

Pythonでできることが多いのは、専門分野に特化した多種多様なライブラリを組み合わせて使うことができるからです。

Pythonの難易度

  • 環境構築:Pythonのインストール・エディター
  • 型付け:動的
  • コンパイル不要:不要
  • パラダイム:主に関数型・オブジェクト指向

Pythonの学習難易度は、プログラミング言語のなかでも易しいレベルです。

読みやすく書きやすい言語仕様を持っているため、プログラミング未経験者がプログラミングを学習するときに適しています。

アメリカではPythonをプログラミング教育用の言語にしている学校が多くあります。日本でも、高等学校の情報科でPythonを使ったプログラミング教育を実施することに決まりました。

近年、人工知能開発で多用される言語として聞くことが多いため、「Pythonは難しい言語」と誤解する人がいるかもしれません。

しかし、Python自体は記述がシンプルな易しい言語です。

Pythonで記述すると、人間が読みやすく、カスタマイズしやすいプログラムになります。だからこそ、人工知能開発やデータサイエンスといった先進的な分野での開発に好まれるようになっていったというわけです。

私が触れたことのある言語のなかでも、もっとも易しい言語だと感じます。

初心者にはどうなのか

Pythonは、プログラミング初心者にもおすすめの言語です。

  • プログラムに余計な記号が無いので、記号抜けエラーが無い
  • 記述ルールが決まっているので、書き方を迷わない
  • 処理を明示する命名ルールを持っているので、英文のように読みやすい

Pythonは、変数に$を付けたり、命令を;で閉じるルールがありません。書き忘れのくだらないエラーに付き合わされなくて済みます。

PythonにはPEP8という記述ルールを定めたコーディング規約があります。このルールに従うと書き方に迷うことなく、英文のように読みやすい綺麗なコードになります。

「英文のように…と言われても、英語わからないしなぁ。」と思う必要はありません。今の小学校英語程度の英文だからです。むしろ他の言語は、英文どころか呪文のように見えるほどです。呪文よりは英文の方がマシでしょう。

Pythonの学習方法

Pythonの学習にあたり、環境構築は比較的容易です。Pythonのインストールとエディターがあれば学習を始められます。

プログラミング未経験者の場合は、プログラミングスクールか学習サービスを頼るのが習得への近道です。

いきなり人工知能開発などの高度なプログラミングに手を付けるのではなく、日常業務の自動化あたりから始めるのが有用性を感じやすいはずです。

Pythonを学習できるプログラミングスクール・コース

プログラミングスクールでは、Pythonの学習コースに国の給付金を利用できるコースを用意しています。受講料の一部を支給してもらいながらPythonを学習できるので、ぜひ利用を検討してみると良いでしょう。

超得!Pythonを教育訓練給付制度で学ぶ方法【AIスキルで手に職】

まとめ

  • Pythonの設計思想は万人のためのコンピュータープログラミング。英文のように読みやすく、容易に直感的に書くことができること。
  • の利便性に多くのITエンジニアが注目しており、次に学びたい言語として将来性の期待度が高く持たれている。
  • 近年は、人工知能開発で常用されている。YouTubeやInstagramにはPythonが使われている。ウェブアプリケーションも得意。
  • Pythonの学習難易度は、プログラミング言語のなかでも易しいレベル。
  • プログラミング未経験者の場合は、プログラミングスクールか学習サービスを頼るのが習得への近道。業務の自動化あたりから始めるのが有用性を感じやすい。
  • 国の給付金を利用してPythonを学習する方法なら、受講料の一部を支給してもらいながらPythonを習得することができる。
  • この記事を書いた人

non

小学生のときにBASIC言語でプログラミングを覚え、社会に出てからはPythonを主力に通信業界で無線設計とGISシステム開発に携わること12年目。プライベートではPHP・MySQLでウェブサービスを作りつつ、副業で収入を得ています。「プログラミングは人生を豊かにする」と実感しています。