将来性の高いプログラミング言語を見極める【手に職で食いっぱぐれなし!】

どのプログラミング言語を学習していくか考えるときに、将来性を無視できません。

学習にかかる時間や費用は大きいので、慎重に見極めてプログラミング言語を決める必要があるのです。

私自身も、長年携わったVisualBasicから乗り換えるときに、将来性を重要視してプログラミング言語を決めました。

プログラミング言語の習得には年単位の学習コストがかかることを思うと、今後も長く需要がある言語じゃなければ無駄になってしまうからです。

この記事では、プログラミング言語の将来性について解説します。

将来性のあるプログラミング言語とは

将来性のあるプログラミング言語とは、今後も高い需要が続き、永く使われていくであろうと予想される言語のことです。

プログラミング言語の学習には多大な時間と費用がかかるため、せっかく学習するなら将来にわたって使っていける言語を習得したいものです。

しかし、プログラミング言語の将来性を示すようなデータというのは存在しません。現在の需要や注目度から、将来性を判断していくことになります。

将来性のあるプログラミング言語はどれなのか、次の観点で見ていきます。

  • IT開発者を雇うときに求める言語:雇用主目線。企業が抱える需要が分かる。
  • IT開発者が次に学びたいと考えている言語:技術者目線。注目している技術が分かる。

日本国内の需要や注目度だけで判断するべきではありません。将来性を見極めるうえでは世界的な動向を見るべきです。

技術の移行や転換は、海外のIT技術の先進国(アメリカなど)で先行するからです。

たとえば、2010年くらいはまだ日本国内ではPythonはほとんど使用されていませんでしたが、シリコンバレーではすでにデータサイエンスの分野で大流行となっていました。

たとえば、現在のウェブサイト運用ではサーバー側の制御にPHPが使われていますが、海外ではすでにGoやNode.jsに置き換えるような動きが見られます。

たとえば、2015年ころのウェブ開発で大人気となったRubyは、Rails頼りの自由度の高い記法が仇となって開発コストを上げるため敬遠されはじめています。

こういった世界的な動向を見て、日本国内に及ぶ影響を考慮しながら、将来性のあるプログラミング言語を見極めていくことが大切なのです。

私は2010年頃、シリコンバレーでのPython大流行で興味を抱き、実際にPythonを記述してみて、Pythonを習得することに決めました。シンプルで美しく可読性が高いコーディングを設計思想とするプログラミング言語なので、きっと世界中の開発者が良さに気付いて使い始めるに違いないと、当時に確信したのです。

IT開発者に求める言語

出典:HackerRank(2020年・回答総数116,648名)

米国のIT人材マッチングサイトのHackerRankが行ったアンケートでは、何の言語スキルを持ったIT開発者を雇いたいのかを知ることができます。

APAC(アジア太平洋)の結果はGlobalとはやや異なりますが、JavaScript、Python、Javaの需要が高い様子がわかります。

JavaScriptはウェブページに動きをつけたり、計算機能を付けたりするプログラミング言語です。生活に欠かせないウェブの将来的な需要が結果に現れています。GoogleマップやスプレッドシートもJavaScriptの技術が使われています。また、ブラウザゲームのプログラミングにも使用されることが増えてきています。

Pythonはデータサイエンスの分野で人気に火が付き、現在は人工知能やブロックチェーンなど将来の技術開発に使われる言語として定着しました。ライブラリが豊富なので、どんな分野でも応用できる柔軟性があります。ウェブアプリケーションとのインスタグラムのようなSNSサービスにも使われています。

Javaは家電に組み込むプログラムを開発する目的で生まれた言語です。生活家電や自動車などの生活必需品に組み込まれるプログラムの需要は、将来も無くなることはありません。また、スマホのAndroidOSがJavaで作られていることもあり、スマホアプリの開発でも高い需要が続いていくと考えられます。

C#C++は、組み込みやシステム開発に使われる言語です。金融決済システムなど社会を支える技術は、C系の言語の処理能力と信頼性が担っています。C#はUnityというゲームエンジンとセットで開発できるので、ゲーム分野での需要が増えています。

PHPは、ウェブサーバー側でウェブページを生成するために使われる言語です。ウェブの需要が続くかぎり、PHPの技術者の需要も無くなることはありません。ウェブでの問い合わせや予約システムなど、ユーザーに合わせて表示を変える機能はPHPで作られています。

IT開発者が学びたい言語

出典:HackerRank(2020年・回答総数116,648名)

米国のIT人材マッチングサイトのHackerRankが行ったアンケートでは、IT開発者が次に何のプログラミング言語を学びたいと考えているかがわかります。

現役のIT開発者が、次に何の技術に着目しているのか見れば、将来性のあるプログラミング言語を予想するヒントになります。

Goは、Googleが生んだ言語です。YouTubeやメルカリなどのウェブサービス分野での需要拡大が期待されています。

Pythonは、人工知能やブロックチェーンなどの未来の技術開発に使われる言語として定着したおかげで、もっとも将来性のある言語と言えます。

Kotlinは、Androidアプリ開発に使われる言語です。AndroidOSの世界的な利用者の増加によって将来の需要がある言語です。

日本ではiPhoneユーザーが多い印象ですが、世界的にはAndroidユーザーの方が多いです。

TypeScriptは、MicrosoftがJavaScriptをもとに生み出した言語です。JavaScriptをサーバーで動かす技術に応用できる点で期待されています。

Rは、統計解析に使われる言語です。人工知能や機械学習のデータ解析にも使われることが多くなり、将来性に着目されています。

将来性があり習得しやすい言語

将来性がありつつ習得しやすい言語に絞ると、次の2つになります。

  • JavaScript:コンパイル不要。開発環境はエディタとブラウザのみという手軽さ。ウェブデザインを楽しみながら習得できる。
  • Python:コンパイル不要。開発環境はPythonのインストールとエディタ。書き方のルールのおかげで、綺麗なプログラミングが身に付く。

JavaScriptは、ウェブで使用するプログラミング言語なので、未経験者が親しみを感じやすいです。学習において、プログラム実行の結果をブラウザで確認できる点で理解しやすいです。

Pythonは書き方のルールが決まっており、誰が書いても読みやすいプログラムになります。つまり、学習するときにも、スクールや教本に書かれたプログラムを理解しやすいです。

プログラミング未経験者の場合は、将来性があって習得しやすいJavaScriptPythonのどちらかが良いでしょう。

私はVisualBasicという言語を長らく使っていました。次に学習するプログラミング言語を探したときに、いろいろな言語を実際に書いてみたのですが、Pythonはとても可読性が高くて優秀だと感じました。だからこそ、近年に多くの開発現場で採用されているのでしょう。

プログラミング言語の難易度【実際に書いた経験による感想】

まとめ

  • 米国のIT人材マッチングサイトのHackerRankが行ったアンケートでは、IT開発者を雇うときに求める言語、IT開発者が次に学びたいと考えている言語が分かる。
  • 将来性が高く、学習しやすい言語はJavaScript・Python。
  • JavaScriptは、ウェブと親和性が高い言語。今後もウェブデザインやウェブアプリの第一線で使われ続けるので将来性がある。
  • Pythonは、人工知能やブロックチェーンなど未来の技術開発に欠かせない。現在においてもっとも将来性のある言語。

ウェブ業界への転身

ウェブ業界に興味がある、転身を視野に入れているなら、JavaScriptが良いでしょう。パソコンにすでに入っているエディタとブラウザで学習することができる手軽さがあります。プログラミング未経験者にも習得しやすい言語です。

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人工知能など将来性のある分野への転身

Pythonは豊富なライブラリを利用できるので、どんな分野でも活用できる変幻自在なプログラミング言語です。人工知能にかぎらず、業務の自動化やExcel操作など身近な業務改善にも利用できるのも魅力です。Pythonを習得すれば幅広い業界・業種で活かせるでしょう。

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