プログラミング初心者に副業・在宅ワークは無理なのか

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プログラミング初心者が副業・在宅ワークを目指す場合、いきなりプログラミング案件を受注するのは無理があります。

プログラミング初心者は実績が無く、発注者から信頼してもらうことができないからです。

そのため、プログラミング初心者は何らかの案件を納品して実績作りをしていくことが、無理なく副業を始める方法になります。

初心者でも受注しやすい案件は、ウェブ関連の案件です。プログラミングを必要としないので、発注者がそこまで実績を求めることが無いからです。

この記事では、プログラミング初心者に副業・在宅ワークは無理なのか…解説します。

初心者に副業は無理なのか

  1. プログラミング案件の実績が無いため、発注者の信頼を得られない
  2. 信頼が無く受注できないので、プログラミング案件の実績を作れない

① ②は堂々巡りしてしまい、一歩目を踏み出せない状況になるのがわかります。

初心者がプログラミングで副業するのが難しい理由は、そもそも案件を獲得できないことにあります。

プログラミング案件の発注者の心境を考えるとわかりますが、仕事を安心して任せられる実績が見えないと発注者も怖いのです。

プログラムに不具合やバグがあったときに正しく動作するまで面倒を見てくれないと困るし、途中で投げ出されると金銭的なもめ事になってしまいます。

そのため、プログラミング初心者がクラウドソーシングでプログラミング案件を受注するのは無理ということになってしまいます。

無理なく副業を始めるには

じゃあ、どうやってプログラミング案件を受注したらいいの?

という気持ちになるかもしれません。

実績にかかわらず発注者が仕事を任せてくれる案件から道を切り開いていきます。

クラウドソーシングサイトでは、納品した実績が数値化されます。そこで、案件の種類はともかく、納品の実績を作るわけです。

初心者が受注しやすくてプログラミングに近い案件には、ウェブ関連の案件があります。

  • LP制作:単一のウェブページを作成するためHTML&CSSのスキルが必要
  • ウェブデザイン:ウェブサイトのレイアウトや装飾をするため、HTML&CSSのスキルが必要
  • サイト構築:サーバー設定およびウェブサイト構築のスキルが必要

HTML&CSSとは

HTMLはウェブページをレイアウトするマークアップ言語。CSSはHTMLを装飾するスタイルシート言語です。ともにプログラミング言語のような制御構文を持たず、単に記述のしかたを覚えるだけで身につけられます。

このような案件は、プログラミングではないので不具合やバグが無く、発注者もそれほど実績を求めません。

そのため、プログラミング案件より仕事を取りやすく、初心者が実績を作っていきやすいです。

小さな仕事からコツコツと実績を作りながら本当に受注したいプログラミング案件に近づけていくのが、クラウドソーシングでの副業の道筋です。

プログラミング案件の発注者が、依頼内容と元データをクラウドソーシング内に掲載していることがあります。簡易なプログラムであれば、応募時に成果物を添付して先出ししてしまうのも案件獲得に有効です。(ただし、案件獲得できない場合はタダであげたことになってしまいます。)

タダでプログラムを先出ししちゃうってことですか?
そうです。発注者の希望どおりなら、成果物を受け取る以上はお金を払ってもらうことを強制するわけです。

初心者が受注できる副業

初心者が受注しやすい案件は、プログラミングではないウェブ関連の案件です。

スキルとして必要な言語はHTML&CSSです。未経験者でも1~2ヵ月あれば基本を習得することができます。

もし、プログラミング未経験者が副業・在宅ワークを目指す場合でも、HTML&CSSのスキル習得から始めるのが近道です。同時にPhotoshopの使い方も学んでおくと、LP制作やウェブデザインの仕事を受けやすくなります。

LPとは

LP(Landing Pageランディングページ)とは、商品やサービスの説明をしつつ購入ボタンをところどころに設けた単一のウェブページです。商品広告をクリックした購入希望者が着地する商品LPがイメージしやすいかもしれません。

LP制作

参照:

  • 受注しやすさ:★★★★★
  • 必要なスキル:Photoshop・HTML&CSS
  • 報酬単価:10,000~50,000円

LP制作は、言語のスキルを必要とする副業でもっとも初心者が受注しやすい案件です。

言語はHTML&CSS。LPに貼る画像の加工にPhotoshopが必要です。

報酬単価は安いですが、作業量が少ないので数をこなせます。

ウェブデザインへのステップアップにもなります。

ウェブデザイン

  • 受注しやすさ:★★★★☆
  • 必要なスキル:Photoshop・HTML&CSS
  • 報酬単価:50,000~100,000円

ウェブデザインは、サイト全体のデザイン・装飾をHTML&CSSで行っていきます。

案件によっては、発注者がラフ案や画像、文章を用意してくれていることがあります。

ロゴやイメージ画像の制作が依頼に含まれる場合があります。Photoshopのスキルが必要です。

報酬単価はLP制作より高めです。作業量が増えるためです。

サイト構築

参照:

  • 受注しやすさ:★★★☆☆
  • 必要なスキル:HTML&CSS・WordPress
  • 報酬単価:100,000~200,000円

サイト構築の案件は、大半がWordPressを使って行う案件です。

「会社のウェブサイトをWordPressで作ってほしい」「お店のホームページをWordPressで作ってほしい」という案件が多数あります。

WordPress構築から依頼されることが多く、サーバー設定の知識と経験が必要です。ただ、サーバーの扱い方はそれほど難しいものではありません。画面上で、項目を選択していくかたちで設定できるからです。

とはいえ、いくつかのWordPress構築の経験ないと受注は難しいです。

報酬単価は高く、副業ではなくフリーランスで請け負う個人事業主も多くいます。

初心者が副業で稼ぐまで

  1. Photoshop:数週間で学習可能。ロゴ制作やバナー制作を受注できる。
  2. HTML&CSS:1~2ヵ月で学習可能。LP制作やウェブデザインを受注できる。

初心者が副業で稼ぐまで、もっとも手早い方法はHTML&CSSとPhotoshopを学んでLP制作を請け負うことです。

Photoshopのスキルがあれば、とりあえずロゴ制作やバナー制作の案件を受注することができます。言語は必要ありません。

Photoshopの次にHTML&CSSを身につければ、LP制作やウェブデザインを受注できるようになります。単価もどんどん上がっていきます。

プログラミングで副業・在宅ワークを目指す場合は、いきなりプログラミング案件を狙うのではなく、ウェブ関連の案件でコツコツと実績を作っていけば初心者でも副業は無理なことではありません。

まとめ

プログラミング案件の実績が無いと発注者の信頼を得られないが、信頼が無いと受注できないのでプログラミング案件の実績を作れない。

実績にかかわらず発注者が仕事を任せてくれる案件から道を切り開いていくと良い。

LP制作・ウェブデザイン・サイト構築は、プログラミング案件より仕事を取りやすく、初心者が実績を作っていきやすい。

初心者が副業で稼ぐまで、もっとも手早い方法はHTML&CSSとPhotoshopを学んでLP制作を請け負うこと。

  • この記事を書いた人

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小学生のときにBASIC言語でプログラミングを覚え、社会に出てからはPythonを主力に通信業界で無線設計とGISシステム開発に携わること12年目。プライベートではPHP・MySQLでウェブサービスを作りつつ、副業で収入を得ています。「プログラミングは人生を豊かにする」と実感しています。