プログラミングを始めたいとは思うものの、40代ではもう遅いのでは…
と二の足を踏む方もいると思います。
もし、プログラミングで転職したい場合、40代では遅いでしょう。しかし、前例がまったく無いわけではありません。
プログラミングスクール ディープロ の卒業生インタビューには、40代の卒業生2名の転職成功事例が紹介されています。
40代ではもう遅いのか?と言われれば、ITエンジニアとしては「遅い」でしょう。
しかし、何かに挑戦しようとするときは、そう思った時点がこれからの人生で一番若い時点です。
「やるだけ無駄」ではありません。やってみたいことがあるのに年齢を言い訳にウダウダしている時間こそが無駄なのです。
私は、小学生のときにBasic言語でプログラミングを覚え、社会に出てからはVisualBasic、VBA、Pythonを、実生活ではサイト運営でPHP、JavaScript、データベース言語SQLをよく使っているプログラミング好きです。
それでも、まだ覚えたい言語があります。近々、学習を始めようと思っています。なぜなら、これからの人生のうちで今が一番若いから。
この記事では、40代でプログラミングを始めるのは遅いのか、40代から挑戦するプログラミングについて解説します。
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40代からのプログラミング【未経験からエンジニア!転職成功事例に学ぶ】
40代からプログラミングは遅いのか
ITエンジニアとして転職したい場合は遅いでしょう。
しかし、転職にこだわらなければ、40代からのプログラミング学習は決して遅いわけでも無駄でもありません。
プログラミングの活かし方には、次のようなものがあります。
- ウェブデザインを習得して、クラウドソーシングの案件受注からフリーランスを目指す。
- ウェブ系の言語を習得して、ブログ運営やホームページ制作の副業をする。
- 会社の業務で、手作業のタスクやExcel作業を自動化し、業務改善する。
40歳どころか、81歳でiPhoneアプリを開発した方がいます。
81歳でiPhoneアプリを開発
若宮正子さん(81歳)が、iPhoneアプリ「hinadan(ひなだん)」を作ったことが話題になりました。
この方が挑んだプログラミング言語はSwiftです。
Swiftは、AppleがObjectiv-Cをベースに生み出したプログラミング言語です。Swiftのおかげで、iPhoneアプリ開発は比較的容易になりました。
とはいえ、81歳でプログラミングに挑戦したことが驚きです。
この事例は「何かを学び始めることに年齢など関係ない」ということが精神論ではないことを証明しています。
40代なんて、81歳の半分です。まだまだ挑戦できる年齢です。
40代でも目標次第では遅くはない
目標 | 学習言語 またはスキル |
学習期間 |
---|---|---|
ウェブデザイン | HTML&CSS Photoshop |
2ヵ月 |
ブログ運営 | HTML&CSS WordPress |
3ヵ月 |
ホームページ制作 | HTML&CSS JavaScript PHP |
6ヵ月 |
業務タスクの自動化 | VBA Python |
3ヵ月 |
これらの目標は未経験者でも手の届きやすい目標であり、その言語も習得しやすい言語です。
40代でプログラミング学習を始める場合は、習得しやすい言語を選ぶことで挫折率を下げることができます。
ウェブデザインは、HTML&CSSが基本的なスキルです。身につけるとクラウドソーシングで案件を受注することも可能です。Photoshopのスキルもあれば、ロゴ画像やバナーデザインを一緒に手掛けることもできます。
ブログ運営は、ワードプレスを使えば、HTML&CSSとワードプレスのスキルだけで実現可能です。アフィリエイトで収益化を目指すこともできるので副収入を得たい方にもおすすめです。
ホームページ制作は、ホームページ制作用のソフトを使うか、ワードプレスで行うのが簡便です。JavaScriptやPHPのプログラミングスキルは必ずしも必要ではありません。ただ、クラウドソーシングで案件を請け負うなら、身につけたほうが受注単価は上がります。
業務タスクの自動化は、Microsoft Office(Excelなど)に限ればVBA、ファイル操作やデータ収集なども行うならPythonが適しています。自動処理プログラムは、さほど難しいものではありません。VBAは用途が限られるので、Pythonの方をおすすめします。
iPhoneアプリを作ってみたいなら、Swiftでも良いでしょう。ただ、Apple製品でしか使えないうえに収入につなげにくいので、趣味の範囲では楽しめそうです。
このように手の届きそうな目標設定をして、かつ習得しやすい言語を選べば、40歳からプログラミングを始めることが決して遅いというわけでもないわけです。
40代のプログラミング学習方法
- 独学:マイペースで学習可能。自分で学習計画を立てられる人向け。サボりがちな性格の人には向かない。
- 学習サービス:独学の補助に最適。学習計画を任せられる。低料金だがサポートが手薄い。
- プログラミングスクール:学習計画や学習意欲の維持まで面倒を見てくれる。ただし、それなりの料金。
プログラミングの学習方法にはいろいろありますが、とにかく短期間で集中的に学習するほうが身につけやすいと感じています。
私がプログラミング言語を学習するときはそうしています。一つの言語だけに数か月、毎日どっぷりと触れるようにして学習してきました。結局、これが一番効果的です。
ウェブデザインやブログ運営に興味がある方は、HTML&CSSから学習を始めます。独学でも習得できます。
ブログ運営に使うワードプレスは、ドメイン取得やサーバー設定が必要なので、ITスキルに不安のある方はスクールを頼っても良いでしょう。もしアフィリエイトで収益を得たい場合は、 仮面ブロガーズ PLUS のようなアフィリエイトに特化した学習サービスに頼るのが近道です。
ホームページ制作で収入を得たい方は、Adobeソフトウェアの使用技術やワードプレスのカスタマイズを身につける方が良いでしょう。 テックアカデミー WordPressコース のような専門コースで学ぶのがおすすめです。
業務タスク自動化は、VBAでもPythonでも可能ですが、同じ学習コストと考えるとPythonのほうが当然利便性は高いです。 キカガク『長期コース』 は、Pythonを専門的に学習するコースです。
ついついテレビを見てしまったり、サボりがちな性格の方は、独学するよりもプログラミングスクールか学習サービスを頼るのが良いでしょう。
まとめ
- プログラミングで転職したい場合、40代では遅い。しかし、前例がまったく無いわけではない。プログラミングスクール ディープロ の卒業生インタビューには、40代の卒業生2名の転職成功事例が紹介されている。
- 何かに挑戦しようとするときは、そう思った時点がこれからの人生で一番若い時点。
- 転職にこだわらなければ、40代からのプログラミング学習は決して遅いわけではない。手の届きそうなところからやってみるのが大事。
- 40代でプログラミング学習を始める場合は、習得しやすい言語を選ぶことで挫折率を下げることができる。たとえば、ウェブデザイン、ブログ運営、ホームページ制作、業務タスク自動化。
- おすすめはウェブデザインかブログ運営。HTML&CSSは独学でも習得できる。
結局、勉強するということは、いくつになっても無駄ではありません。
プログラミングは、これからの時代はとくに需要性の高いスキルです。もし、目標の最後まで果たせなくても、途中まで身につけたプログラミングスキルは別のことに役立てる機会も多く見つかる時代です。
私も近々、投資用のプログラミング学習を始めます。ぜひ一緒にプログラミング学習を始めましょう!