Pythonとはどんな言語か【初心者にわかるように簡単に解説】

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Pythonを簡単に言うと、

  • プログラミング言語の一つ。読み方は「パイソン」。
  • 記法がシンプルで初学者でも学習しやすい。
  • 将来性が高くて今もっとも注目されている。

Pythonの魅力は、抜群に学習しやすい言語仕様を持ち、それでいて将来性が高いところです。

身に付けると、技術者として長く活躍できるでしょう。私自身もPythonを業務・プライベートで使ってきてもう10年目ですが、Pythonの可能性と用途は広がるばかりです。PerlやRubyのように廃れる兆しがまったく見えません。

これからプログラミングを学ぶなら迷わずPythonを推します。Pythonを給付金でお得に学習する方法はこちらの記事で紹介しています。プログラミング自体に興味があるという人も一度、説明会で話を聞いてみると道筋が見えてくるでしょう。

Pythonとはどんな言語か

  • プログラミング言語のなかでもっとも習得しやすい。
  • 初学者にも学習環境を作りやすい。
  • 記法がシンプルで読み書きしやすい。
  • 普段の業務処理にすぐに使える。
  • AIやブロックチェーンなどに使われるなど将来性が高い。
  • Python技術者が足りていないため給与が高い。

もっとも習得しやすい

「もっとも学習しやすい」とは主観的ですが、他の言語をいくつか使ったことがある経験者ならPythonに同じ印象を持つはずです。

この言語はいままでの言語とは違う、格別に覚えやすい。と。

私は、プライベートでJavaScriptやPHPを、業務でPerlやVBを使ってきました。

そして10年ほど前に「自分の武器となるプログラミング言語を一つ決めよう」と思い、主要な言語を一通り書いてみながら決めた経験があります。

主要な言語とは

JavaScript、PHP、Ruby、Python、VisualBasic、Java、C、C++、Objective-C、Swift

Pythonでプログラムを書いたとき、記法が簡潔でわかりやすいと感じました。「だからアメリカで流行はやってるんだ」と。当時はアメリカ西海岸でデータサイエンスにPythonが使われて注目されはじめた頃でした。

こんなに簡潔明瞭に記述できる言語なら、いずれ日本でも広まるに違いない。

私は「Pythonで間違いない」と確信し、Pythonを自分の武器にしようと決めました。

日本では、高等学校情報科で習うプログラミング言語にPythonが選ばれました。Pythonは、学生がプログラムを学ぶのにも適した言語であることがわかります。

学習環境をつくりやすい

プログラムを実行できる環境(つまりプログラミング学習のための環境)づくりは、言語によってはややこしかったり、パソコンが苦手な人には難しかったりします。

Pythonの学習環境は次の2ステップで整います。

  1. Python(言語)をインストールする。
  2. エディターをインストールする。

これらのインストールは、パソコンが苦手な人でも難しくありません。

学習環境をつくりやすいというのは、学習開始の障壁が低いということです。Pythonならしょっぱなで挫折することはまず無いと言えます。

読み書きしやすい

Pythonは、余計な記号を使わないシンプルな言語仕様を持っているので、書き方を覚えやすいです。

私は、他の言語でプログラミングしてきた経験があるうえで、Pythonの読み書きしやすいシンプルな言語仕様を知ったときに感動を覚えました。

  • コードのブロックを示す波括弧{}は不要
  • コードの文末にセミコロン;は不要
  • もっとも良い1通りの書き方に統一

プログラムはもともと、コードのブロックを示すために字下げして記述する慣習があります。字下げしてもいいし、しなくてもいいけど{}をブロックと判別して動きます。この曖昧なルールのせいで、人によって書き方がまちまちになり読みにくくなります。

しかし、Pythonは波括弧を不要として字下げでブロックを明示するルールにしたおかげで、誰が書いても同じ書き方になるため、それが読みやすさになっています。

ほかにも、Pythonにはプログラムを読みやすくする工夫やルールが設けられており、見通しのよいプログラムを記述する能力が自然と身に付きます。

業務改善にすぐ使える

Pythonの学習をはじめると、割と早い段階でファイル操作や数字・文字変更などの基礎的なプログラミングスキルが身に付きます。

そして基礎的なスキルであっても、すぐに業務でかせます。実践的なのはファイル操作のプログラムです。

ファイル操作のプログラム

ファイルを開く → ファイルの中身を読み込む → 数値や文字を変更する → 変更した内容をファイルに書き出す

たとえば、営業課が入力している成果報告ファイルを週1回まとめる作業があるなら、それはPythonで処理できます。

たとえば、各店の販売員が入力している売上ファイルを毎日集計する作業は、それもPythonで処理できます。

Pythonで何ができるかが分かってくると、どんどん業務改善に使っていけるでしょう。

将来性が高い

Pythonは、21世紀に入るとデータサイエンス分野で使われるようになり、柔軟性と応用性の高さから次第にAI・人工知能の開発にも使われるようになりました。

IoT(自動運転など)、ブロックチェーン、仮想通貨、ロボットなどPythonが用いられる分野は広がっています。

アプリケーションでは、YouTube、Instagram、Dropbox、Spotify、Evernoteなどに使われています。

でもなぜ、こんなにいろいろなものに使われていて将来性が高いのか。

Pythonはライブラリが豊富で、開発コストかかからず、高度なプログラムを組むこともできる柔軟性が好まれています。

ライブラリとは

特定の分野でプログラミングしやすいように機能がまとめられたツール。Excel用ライブラリを使えば、PythonでExcelを操作できる。AI用ライブラリ、IoT用ライブラリなど他にもたくさんリリースされている。

Pythonはライブラリのおかげで様々な分野で使われるプログラミング言語として定着しました。今後もPythonで開発する流れは続くため、将来性に高く期待できます。

給与が高い

Pythonの技術者は不足が続いており、求人の給与が高い傾向が見られます。

20代、30代におけるプログラミング言語別の給与では、プログラミングスクールで学習できる言語のなかでPythonが1番高くなっています。

  • Pythonプログラマーの数が常に少ないので給与が高い。
  • Pythonと相性がいいAIやブロックチェーンなど高度なIT技術は給与水準が高い。

Pythonプログラマーの数が常に少ないのは、Pythonによる新しい技術開発が常におこなわれていく状況が続いているからです。

新しい技術の開発言語にPythonが選ばれると、またPythonプログラマーが不足します。

AIやブロックチェーンなどの高度な技術はそもそも給与水準が高く、それらの開発言語にPythonが使われているのも給与が高い理由となっています。

初心者にとってPythonとは

  • プログラミング学習に最適
  • 学習コストが低い
  • 趣味で覚えていける
  • 用途をイメージしやすい

初心者にとってのPythonとは、プログラミング自体を学ぶのにも適した言語です。

記法がシンプルなため習得しやすく、他の言語よりも学習コストが低いと感じます。

投資や競馬などの趣味に使用するうちに、つい夢中で身に付いていく人もいます。

専門分野に特化したライブラリが多数あるので、Pythonで何ができるのかという用途をイメージしやすいと思います。

プログラミング学習に最適

Pythonはプログラミング自体の学習にも最適な言語です。

  • 記法がシンプルで覚えやすい。
  • 綺麗にプログラミングするためのルールが定められている。

記法についてのルール(PEP8)があり、初学者でも行儀のよいプログラミングスキルを身に付けることができます。

シンプルに記述できる言語仕様を持っているため、エラーの頻度も他の言語より少ないです。(プログラミングの9割はエラー処理です。)

プログラミング中は、エラーや不具合の原因をネットで調べながらプログラムを完成させていきます。ネット上にあるPythonの情報は他の言語よりも多く、エラー・不具合などの問題を解決をしやすいのもPythonの学びやすさにつながっています。

学習コストが低い

Pythonは記法がシンプルで学習しやすいため、習得までの時間が短くて学習コストが低いという特徴があります。

実際、ファイル操作文字列操作を学習すれば、業務に使えることを理解できるはずです。

業務用プログラムを作れるまでにかかる時間は、だいたい1ヵ月くらいと見て良いでしょう。(もちろん毎日ちゃんと学習した場合ですが)

趣味で覚えていける

Pythonで基礎的なスキルが身に付けば、ライブラリを使っていろいろなプログラムを組めるようになります。

もし趣味でプログラミングをするなら、スクレイピングが面白いかもしれません。

スクレイピングとは

Web上で公開されているデータを収集する技術。HTMLを分解してデータを取得すれば分析に使うことができる。株価や競馬のデータ収集などがイメージしやすい。

Pythonでスクレイピングして収集したデータを、さらにPythonで分析して傾向を見たりすると、趣味で自然とプログラミングスキルが磨かれていくでしょう。

私自身も、Web上で検索されているキーワードをPythonで収集して分析したりしています。

用途をイメージしやすい

Pythonの用途はさまざまで、ライブラリを使うことで何用にでも変化します。

Pythonライブラリの例

  • Excel操作:OpenPyXL
  • スクレイピング:BeautifulSoupビューティフルスープ、Selenium
  • 画像加工:OpenCV
  • 人工知能:TensorFlow

これらはほんの一例です。Pythonには無数のライブラリがあり、ライブラリによって専門分野に特化したプログラムを柔軟に組むことができます。

たとえば、Excelファイルに入力された数値や文字を置換して別のExcelファイルとして保存するプログラムは、OpenPyXLというライブラリを使うことで実装できます。

まとめ

  • Pythonはいままでの言語とは違う、格別に覚えやすい。という印象を持った。
  • Pythonの学習環境は、Python(言語)とエディターをインストールすれば整う。
  • Pythonは、余計な記号を使わないシンプルな言語仕様を持っているので、書き方を覚えやすい。
  • Pythonの学習をはじめると、割と早い段階でファイル操作や数字・文字変更などの基礎的なプログラミングスキルが身に付く。
  • 今後もPythonで開発する流れは続くため、将来性に高く期待できる。
  • Pythonの技術者は不足が続いており、求人の給与が高い傾向が見られる。
  • Pythonを給付金でお得に学習する方法がある。プログラミング自体に興味があるという人も一度、説明会で話を聞いてみると道筋が見えてくる。

 

 

  • この記事を書いた人

non

小学生のときにBASIC言語でプログラミングを覚え、社会に出てからはPythonを主力に通信業界で無線設計とGISシステム開発に携わること12年目。プライベートではPHP・MySQLでウェブサービスを作りつつ、副業で収入を得ています。「プログラミングは人生を豊かにする」と実感しています。