失業保険を受給後に就職・再就職しないのは何か問題なのか

失業保険(雇用保険)の受給資格者の条件には、「再就職の意思があること」が含まれています。

これは、失業保険の制度が、積極的に就職活動を行っているにもかかわらず、職業に就くことができない状態にある人に支給することを目的としているからです。

ただ、失業保険の受給期間中に一生懸命に就職活動したけど、結果的に就職できなかったということもあるでしょう。

就職できなかったために、受給後にフリーランスになる人もいるでしょうし、自分で商売を始める人もいるでしょう。

つまり、失業保険の受給中に再就職の意思をもって就職活動を行っていた事実があるのなら、受給後にどうしようと何ら問題などありません。

この記事では、失業保険を受給後に就職しない・再就職しないことについて解説します。

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受給後に就職しないとどうなるのか

失業保険を受給後に就職しない・再就職しないとどうなるのか。

この疑問の不安は、不正受給にあたらないのか。というところにあるでしょう。

  1. 失業手当の受給中に、再就職を目指して就職活動を続けてきた。
  2. 結果的に就職が決まらず、就職をあきらめて別の道に進むことにした。

このストーリーに、何ら問題はありません。

なぜなら、積極的に就職活動を行っていたからです。毎月2回の求職活動実績を申告していたことが、積極的な就職活動のあかしとなります。

不正受給にあたるケース

まず、そもそも受給資格を得られないケースについて知っておく必要があります。

  • 病気・怪我けが、妊娠・出産・育児、親族の看護のため、すぐには就職できない場合。(ただし受給期間を延長できます。)
  • 学業に専念する場合。
  • 自営を始めた場合。
  • 定年退職してしばらく休養する心づもりがある場合。
  • 雇用保険被保険者になれない短時間就労の就職を希望する場合。

こういった場合は、受給資格を得られません。

これらの状況を隠ぺいして受給資格を得て失業手当を受け取った場合は、不正受給に問われます。

また、失業認定申告書で虚偽の申告をして失業手当を受け取った場合は、不正受給になり厳罰に処せられます。

結果的に再就職しなくても不正受給にはあたらない

もし、「受給後に再就職しないこと」が不正受給にあたる理由があるとすれば、次のようなケースです。

もともと再就職するつもりがないのに受給資格を得て、失業手当を受け取った。

ただし、本人に再就職するつもりがなかったことを、第三者が証明することはとても困難です。

たとえ再就職するつもりがなかったとしても、毎月2回の求職活動実績を申告していたなら、それが積極的な再就職への意思表示となるわけです。

失業保険|求職活動実績の作り方【お手軽な活動方法まとめ】

受給後に就職しない選択をした

私の場合は、所定給付日数120日のあいだに就職活動をつづけましたが、結果的に就職できませんでした。

その後、どうやって生活しようか考えあぐねて、フリーランスに挑戦して今に至ります。

こういった状況になることは、本人の意思にかかわらず致し方ないことです。

失業手当を受け取っているときに重要なことは、「再就職の意思があること」であり、その意思を求職活動実績で示してきたなら失業給付の受給に問題点はありません。

受給後に就職しない選択をしたとしても、不正受給にはあたらないということになります。

求職活動実績をつくる方法

求職活動実績をつくる方法には、次の方法があります。

  • 求人に応募する
  • ハローワークや転職エージェントで職業相談・職業紹介を受ける
  • ハローワークや転職サイトが実施するセミナーを受講する

もっとも簡便な方法は、求人に応募することです。

転職サイトのプロフィール(または履歴書・職務経歴書)を求人企業に送信すると、1回の応募を求職活動実績1回分として申告できます。

転職サイトで応募して求職活動実績にする方法は、こちらの記事で解説しています。

インターネットWeb応募で求職活動実績!応募辞退も解説

まとめ

  • 失業保険(雇用保険)の受給資格者の条件には、「再就職の意思があること」が含まれている。
  • 失業保険の受給中に再就職の意思をもって就職活動を行っていた事実があるのなら、受給後にどうしようと何ら問題などない。
  • 毎月2回の求職活動実績を申告していたことが、積極的な就職活動のあかしとなる。
  • すぐには就職できない、就職しない状況を隠ぺいして受給資格を得て失業手当を受け取った場合は、不正受給に問われる。
  • 失業認定申告書で虚偽の申告をして失業手当を受け取った場合は、不正受給になり厳罰に処せられる。
  • 求職活動実績をつくる方法として、もっとも簡便なのは求人に応募すること。
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小学生のときにBASIC言語でプログラミングを覚え、社会に出てからはPythonを主力に通信業界で無線設計とGISシステム開発に携わること12年目。プライベートではPHP・MySQLでウェブサービスを作りつつ、副業で収入を得ています。「プログラミングは人生を豊かにする」と実感しています。